NAOKI

人と人をひとつにする試み

初めまして。
ONENESS! project で デザイン制作を担当しています
アートディレクターの永易と申します。
普段はメンバーの活動をバックアップする裏方役なのですが、
この度ブログ記事を担当させていただく事となりました。

私はデザイナー視点からの「グッドアクション」について
書き綴ってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

初回は、団体名にある「ONENESS」の意味である「ひとつになる」ことを意識させる広告を取り上げます。
少し遡りますが、2013年3月に大手清涼飲料水メーカーが行ったキャンペーン広告「スモール・ワールド・マシン」です。

広告の舞台となるインドとパキスタンは、隣国ながらも植民地からの独立分離の際に生じた領土問題で対立し、今なお緊張関係が続いている間柄です。

その両国それぞれに「スモール・ワールド・マシン」という名の自販機のような端末を設置します。端末に取りつけられたモニターには、相手国にあるもう一台の端末のカメラが捉えた相手国の人の姿が、ネットを経由してリアルタイムに映し出されています。その端末から出された様々なお題に対して、モニターに映る相手国の人と共同作業をしてクリアする事で、自販機からジュースを取り出すことができるという仕組み。

ここで出されるお題が面白く、一緒に踊ったり、ハートマークを描いたり、ピースマークをなぞったりと、まるで楽しいリクリエーションのような共同作業の数々。モニターを通して初めて出会った隣国の人同士なのに笑顔で一緒に作業をしているその様子をみていると、緊張関係にある間柄である事がまるで嘘のようです。最終的には3日間で10000本のジュースが配布されたとか。その本数分だけ笑顔の共同作業があったでしょうね。

この広告キャンペーンを通してわかることは、人と人はちょっとしたきっかけでひとつになることができるのだということだと思います。緊張関係にあるのは政府間のことであって、個人同士というのは、実はいつでもニュートラルに繋がることができる。そのことを証明してくれる素敵な広告でした。

ひとつになるということは相手を認めること、そして共に手を取り合って未来へ歩み進むこと。それは世界に平和をもたらす、シンプルだけどとても大きな力だと思います。

「ひとつになる=ONENESS」

この言葉の持つ力を信じ、ONENESS! Project
として、そして一人のデザイナーとして、人々がお互いを理解して一緒に笑顔でいられるために、今後も活動していきたいと思います。

NAOKI

NAOKI

デザイン事務所 FARVE 代表。デザインの観点から、人の心の内側を美しく整えて可視化することをテーマに活動しています。ロゴ・印刷物・Web・映像といった幅広い媒体を制作対象とし、ビジュアル面からのブランド構築をサポートしています。